愛されたペットとの別れは非常に辛く。気が動転される事もあるかと思います。
大切な家族のために安らかに旅立てるように準備をしてあげてください。
人間と違って動物には型式がありません。お通夜というと大げさになりますが、火葬する前にご自身の心が納得、
満足するように充分にお別れする事をお勧めします。
弊社では、お通夜・葬儀セットがございますが、ご自宅にあるものでも簡単に用意する事ができます。
1 清めてあげましょう
ご遺体から体液がにじみ出る場合がありますのでシートを敷く事をおすすめします。
その上に愛着のあるタオルやシーツ、毛布などを敷き、そこに寝かせてあげてください。
●毛並みを整え、ぬるめのお湯でぬらした布などで、全身をやさしく拭き取ります。
口や肛門から体液や汚物が出てくることがありますが自然現象ですので、綺麗に拭き取ってあげてください。
●硬直が始まる前に（硬直は2時間程度で始まります）まぶたや口を閉じ、寝ている時のように手足を胸の方に
優しく折り曲げてください。手足がつっぱったまま筋肉が固まってしまうと、棺にご遺体を収めることができない
場合があります。硬直は半日程度で少しずつ解けてきますので、硬直中は無理をせずゆっくりお待ちください。
2 安置する
ご遺体が傷まないよう直射日光が当たらない風通しのいい場所に安置します。
夏季はクーラーの効いたお部屋に寝かせてあげることをおすすめいたします。
●体の大きさに合う箱や段ボールなどに、敷いてあげたタオルや毛布ごと寝かせてあげてください。
●保冷剤やビニール袋に入れた氷などで頭部やお腹を冷やしてあげて下さい。
腸が一番最初に腐敗が始まりますので集中的に冷やしてください。
●全体をタオルでくるむと保冷効果も持続しやすくなります。
3 連絡をしましょう
安置が終わり、気持ちも落ち着かれたら火葬のことをお考えください。
4 火葬の準備をする
愛用品など、一緒に火葬してあげるものをご準備ください。
・好きだったお菓子や食べ物。
※金物類、プラスッチック製品、化学繊維類などは火葬できません。
準備が終わったら葬儀を待つ限られた時間にお別れ（お通夜）をしてあげてはいかがでしょうか。
特別にかしこまらなくても、お花、写真、好きだった食べ物などをお供えし、思い出を振り返りながら愛情をたっぷり注いであげて下さい。